アンチェロッティ監督、イタリアでの賭博問題に言及「ギャンブル依存症は病気だ」

写真:レアル・マドリードを率いるアンチェロッティ監督©Getty Images

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が母国イタリアのラジオ番組『Radio Anch’io Sport』でニコロ・ファジョーリ(ユヴェントス)に始まりサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やニコロ・ザニオーロ(アストンヴィラ)も関与が疑われているイタリアでの不正賭博問題について語った。

「賭博をしてしまったことは若手選手たちの重大な過失であり、治療を受けなければならない。科学的なレベルで言えば、ギャンブル依存症は病気だ。私にとっては個人の過失だが、(賭博問題については)イタリアサッカー界全体が関係しているようだ。正義は当然あるべきだが、今回ルールを破ってしまったことは不注意であったようにも見える。しかし、賭けをしてはいけない。スポーツを仕事にしている人にとってそれは非常に明白だ」

また、アンチェロッティはレアル・マドリードで加入初年度から活躍を見せるジュード・べリンガムについても言及した。イングランド代表は現地時間17日、アンチェロッティ監督の母国であるイタリア代表とEURO 2024予選を戦う。

「ベリンガムは間違いなくイングランドのために役割を果たすだろうし、イタリアは選手の素質と特徴で対抗するはずだ。いい試合になるだろう。スパレッティ(イタリア代表監督)の新しいサイクルは順調に始まっていて、現時点でのイタリアの状態は評価できる」

最後にアンチェロッティは「今はレアル・マドリードで最高の気分だ。シーズンをうまくスタートできたし、より良い形で終えたいと思っている」と語った。来夏にもブラジル代表監督に就任すると噂されているが、現在はレアル・マドリードでの仕事に集中しているようだ。

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