夜空に5千発の花火 「やいた花火大会」に5年ぶり一般客

秋の夜空を彩った花火

 【矢板】秋の風物詩「やいた花火大会」が14日、矢板の道の駅やいた周辺で開かれた。澄んだ夜空に5千発が打ち上げられ、市内外から訪れた人たちが光と音の競演を堪能した。

 新型コロナウイルスなどの影響で、一般客も入れての実施は5年ぶり。同道の駅や周辺の観覧エリアを中心に多くの人が観賞した。

 花火は大輪の「牡丹(ぼたん)」をはじめ、銀から赤や青、緑に変化したり、柳のように尾を引いたりなど多彩。最後は、連続の打ち上げが3カ所で同時に行われる豪華な「ワイドスターマイン」で締めくくられた。

 友人の家族と訪れた塩谷町熊ノ木、介護職小林希望(こばやしのぞみ)さん(29)は「空気が澄んだ秋の花火が好き。間近で見られて良かった」、長男汰虎(たいが)君(8)は「最後の連続した花火が特に良かった。音が体に響いた」と感動していた。

秋の夜空を彩った花火
秋の夜空を彩った花火

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