東武東上線で人身事故 男性死亡…電車にはねられる 夜の踏切、乗る自転車なぜか転倒…身元判明した 最大1時間36分の遅れ

東上線で事故 踏切内で男性はねられ死亡

 15日午後9時40分ごろ、埼玉県坂戸市末広町の東武東上線踏切内で、同市に住む会社員男性(40)が池袋発小川町行き下りTJライナー(10両編成)にはねられ、その場で死亡が確認された。乗客と乗員にけがはなかった。

 西入間署によると、運転士が踏切内で自転車と共に倒れている男性を発見。ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。同署は自転車に乗っていた男性が何らかの原因で転倒し、電車にはねられたとみて、調べている。

 東武鉄道によると、この事故で同線は川越市駅から小川町駅までの間で運転を見合わせ、約1時間半後に再開。上下8本が運休したほか、最大1時間36分の遅れが出て、乗客約9千人に影響した。

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