マニー本社に太陽光発電設備 高根沢新工場への導入も 栃銀子会社とPPA締結

マニーが太陽光発電設備を導入する方針の新工場のイメージ

 医療機器製造販売のマニー(宇都宮市清原工業団地、斉藤雅彦(さいとうまさひこ)社長)は、国内の生産拠点で太陽光発電設備の導入を進める。再生可能エネルギー発電事業のクリーンエナジー・ソリューションズ(CES、宇都宮市松が峰1丁目、大塚潤おお(つかじゅん)社長)と16日、PPA(電力販売契約)締結を発表。本社の清原工場に導入する。さらに高根沢町花岡のキリンビール旧栃木工場跡地で2025年1月に完全稼働を予定する新工場にも設置する方針。海外拠点での取り組みを含め、30年度までに二酸化炭素(CO₂)排出量を22年度比で25%削減する計画だ。

 マニーは環境配慮のため新工場などへの太陽光発電設備の設置を検討していたが、設置した後の処分がネックになっていたという。

 一方、CESは中小企業向けに太陽光発電設備を整備し、メンテナンス、撤去までを手がけている。マニーはCESが設備を撤去する独自サービスに着目し、契約に至った。締結は9月5日付。

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