ショートメールに「未納料金」は詐欺、「セキュリティ協会」や警察かたる手口に注意 新潟佐渡市の20代女性が244万円の被害

 保険の加入や損害賠償名目で7回にわたり計約244万円をだまし取られたとして、新潟県佐渡市の20代女性が10月16日までに、佐渡署に被害を届け出た。佐渡署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 佐渡署によると、8月7日、女性の携帯電話に実在の通信事業者を名乗る会社からショートメールが届いた。女性が記載の番号に電話すると職員を名乗る男から、有料サイトの未納料金を請求され、指定された口座に10万円を振り込んだ。

 その後、警察官や「セキュリティ協会」などを名乗る男から相次いで電話があり、損害賠償や保険料が必要などと告げられ、女性は指示に従って9月1日までに計7回約244万円を振り込んだ。

 女性の口座は詐欺に利用されているとして長野県警に凍結され、不審に思った女性が佐渡署に相談し、被害に気付いた。

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