「復興には広島の経験が意義深い」ウクライナ・ブチャ市が広島市に交流打診

ロシア軍による住民虐殺のあったウクライナのブチャ市が、被爆地・広島市に交流を打診していることがわかりました。

ブチャ市は、首都キーウの郊外にあり、ロシア軍の侵攻後に多数の市民が虐殺されました。

広島市によりますと8月、ブチャ市から「占領で破壊されたインフラや住宅の復興には、核兵器の惨禍を乗り越えてきた広島の経験が意義深い」として、提携を求める書簡が届いたということです。

広島市によりますと、姉妹都市提携には、交流実績などが必要となります。そのため、まずは核兵器の廃絶などを目的に各国の都市が加盟している国際NGO「平和首長会議」の取り組みを通じて交流したいとする書簡を今月、ブチャ市に送ったということです。

8000都市以上が加盟する平和首長会議には、ウクライナからはキーウなど7都市が加盟しています。

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