「本当に地獄」「毛布も取り合いに」安倍昭恵さんが共有したガザで避難する友人の“凄惨すぎる現状”にネット愕然

パレスチナ自治区ガザを実効支配しているイスラム組織ハマスがイスラエルに攻撃を開始して10日が経過。戦闘は激化し、双方の死者数はすでに4200人を超えているという。

「ハマスがイスラエルからガザに連行した人質は200人〜250人にも上るといいます。さらにガザでは食料や水、燃料などの生活物資や医療物資が不足するなど人道危機が深刻化。多くの子供たちを含む民間人の犠牲者が増え続けるなか、国連人道問題調整事務所は10月16日にガザの病院で非常用電源の燃料が“あと24時間しか持たない”と警告しました」(全国紙記者)

そんななか、故・安倍晋三元首相(67)の妻である安倍昭恵さん(61)が16日にXで共有したガザで避難する友人の“凄惨な現状”が注目を集めている。

昭恵さんが紹介したのは、「国境なき医師団」で活動する白根麻衣子さんのメッセージ。昭恵さんは《本当に悲惨な状況です。どうしてこのようになってしまうのか・・・》と吐露した上で、自らに宛てられた友人のメッセージをこう転載したのだった(引用はすべて原文ママ)。

《麻衣子です。いつ届くかわらないけど、今、10月15日午前10時です。しばらく出られそうにないけど、ここでがんばります。ガザの現状はきっとどこにも伝わっていないだろうけど、本当に地獄です。避難民で溢れ、水もトイレも寝る場所もありません。私たちは外で寝泊まりをしてます》

《現地スタッフが一生懸命探してくれていますが、飲料水を見つけるのも、本当に本当に難しい状態です。何百にんもの人が、ひとつの部屋で寝そべる事もできずに過ごしています。トイレも何千人に一つしかなく、シャワーも浴びれず、衛生状況は最悪で、すぐに感染症が広まるでしょう》

《毛布も取り合いになっています。この現状はどこにも伝わっていないので、支援も来ません。私たちも、着の身着のままで逃げてきたので、医療行為もできません。そんな状況でも、空爆は止まらず本当に本当に大変なことになっています。この現実をどうかみんなに伝えてください》

最後に昭恵さんは、《分かりづらくて申し訳ありません。私は現地に行っているわけではなく現地からの友人の声です》と補足。

昭恵さんを通じて伝えられたあまりにも凄惨な状況に、コメント欄では様々な反響が寄せられている。

《現地のご友人からの状況報告を載せてくださって、状況がよくわかります》

《昭恵夫人、国民に寄り添った発信に感謝します》

《伝わりましたよ。こうやって昭恵さんを通じてだからこそ知ることができました。それだからこそ、受け止められた人もいると思います。お伝えしてくれてありがとうございました。現地で活動される方に最大限の敬意を。そして何よりもご無事でいられることを祈っております》

白根さんの無事はもちろん、これ以上の犠牲者が増えないよう一刻も早い停戦を願うばかりだ。

© 株式会社光文社