「関与否定できない」ビッグモーター富士店前の街路樹の原状回復費など負担の意向 静岡県に伝える

ビッグモーター富士店の前の街路樹が枯れるなどした問題で、ビッグモーターが静岡県が行った土壌調査と原状回復にかかる費用を負担する意向を示していることがわかりました。

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ビッグモーター富士店をめぐっては、店舗前にあったはずの街路樹が不自然に枯れるなどしていて、県が行った土壌調査で対象の4か所すべてから、除草剤に使われる成分の「グリホサート」と「ブロマシル」が検出されました。

県は、器物損壊の疑いがあるとして警察に被害届を提出していました。

ビッグモーターは従業員への聞き取りで除草剤を撒いた事実は確認できていないとしていましたが、先週、本社の社員が県庁を訪れ、「全国の状況を踏まえ、関与を否定できない」などとして、県が行った土壌調査と原状回復にかかる費用を負担する意向を示したということです。

費用は合わせて360万円ほどが見込まれています。

ただ、街路樹が枯れるなどの原因がわかっていないことから、県は引き続き、警察に捜査を続けてもらうとしています。

ビッグモーター本社はSBSの取材に、「近隣住民の方々をはじめとする関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

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