東海道新幹線、山陽新幹線の喫煙ルームすべて廃止へ 2024年春、廃止後は非常用飲料水配備

東海道新幹線

 JR東海とJR西日本は10月17日、東海道新幹線、山陽新幹線の車両内にある喫煙ルームを2024年春にすべて廃止すると発表した。近年の健康増進志向の高まりや喫煙率の低下を踏まえた措置だという。

 これまで新幹線車内の16両編成の山陽新幹線と東海道新幹線は3号車、10号車、15号車に、8両編成の山陽新幹線には3号車と7号車に喫煙ルームが設けられていたが、すべて廃止になる。

 喫煙ルーム廃止後は、災害等への対応力強化のため非常用飲料水を配備する。万が一、駅以外の場所で長時間停車せざるを得ない状況になった場合などでも、迅速に飲料水を配布できるようにするという。

 また山陽新幹線駅では新倉敷駅、新尾道駅、三原駅、東広島駅、新岩国駅、徳山駅、厚狭駅、新下関駅の喫煙コーナーも廃止される。 

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