AI道案内ロボを議員が体験 デジタル相「視覚障害者の役に」

 人工知能(AI)を搭載したスーツケース型の道案内ロボットの体験会が17日、自民党本部で開かれた。ハンドルを握ると目的地に案内してくれ、参加した平井卓也元デジタル相は「できるだけ早く社会実装し、視覚障害者の役に立ってほしい」と話した。

 体験会では、目隠しをした国会議員らが「目の前の人を避けます」「水槽があります」などと音声で知らせながら自動で動く「スーツケース」の誘導を受け、ゴールを目指した。

 ロボットは自身も視覚障害がある日本科学未来館(東京)の浅川智恵子館長が2017年から開発を進める。現段階ではスーツケース内部はバッテリーなどの電子機器が大半を占める。

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