相模原市、国産の生成AI活用へ 自治体で初、NECと共同検証

 相模原市は16日、業務での生成AI(人工知能)活用に向け、NECと共同で検証を始めると発表した。市によると、各自治体で米オープンAIが開発した「チャットGPT」の利用が相次ぐ中、国産であるNECの生成AI活用は初めてという。

 市はチャットGPTを使った実証実験をしているが、個人情報の漏えいのほか、専門用語が十分理解されないといった懸念が職員から示された。NECの生成AIは日本語に特化し、オフラインで利用できるため、情報が漏れる恐れがほぼなくなるとしている。

 市は今後、NECと協定を結び、自治体に適した生成AIづくりを進める。

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