優れた芸術家に贈られる第34回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)に決まったデンマーク生まれの美術家、オラファー・エリアソンさん(56)らが17日、東京都内で記者会見した。彫刻部門で選ばれたエリアソンさんは地球温暖化問題に向き合う創作を続けており「日本では度々インスピレーションを得て、多くを学んできた」などと喜びを語った。
建築部門で選ばれたブルキナファソ生まれの建築家、ディエベド・フランシス・ケレさん(58)は伝統と先進技術を融合して故郷の学校や医療施設を手がけており「素晴らしい賞をいただいた。仕事をしていれば人が見つけてくれると思った」と笑顔で話した。