「僕らしさを随所に出せた」左サイドで特長示した旗手怜央、セルティックで磨きたい“個の力”「もっともっと強さを出していければ」

[写真:Getty Images]

日本代表のMF旗手怜央(セルティック)が、チュニジア代表戦を振り返った。

17日、キリンチャレンジカップ2023で日本はチュニジアとノエビアスタジアム神戸で対戦した。

2022年6月には0-3で敗れた相手。1年越しのリベンジを目指した中で、日本は[4-2-3-1]のシステムで臨み、旗手は2列目の左で先発出場を果たした。

13日のカナダ代表戦でも後半途中から左サイドで起用された旗手。自身の特長でもある中に入ってのプレー、細かいパスワークで崩すシーンを何度か作り、チームメイトである古橋亨梧の先制ゴールに繋がる仕掛けも見せていた。

2-0で勝利したチュニジア戦。通常であれば三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)が務めるポジションで起用されたが、「両サイドとも日本のキーになるところだと思うので、そういったところでは、今まで出ていた選手に比べて突破というのはないですが、ああいう中に入ってというプレーは随所に出せたので良かったと思います」とコメント。自身の特長を出して戦えたことに自信を窺わせた。

前半は強烈なサイドチェンジで決定機を演出するなど、三笘や中村敬斗(スタッド・ランス)とは異なる特長を見せた旗手。「遠くまで見えるというのは、逆に他の選手にはないところかなと思うので、僕らしさを随所に出せたのは良かったと思います」と、自分の強みを示たことにも手応えを感じたようだ。

得点に絡んだシーンについては「タケからボールをもらってターンしようと思ったんですけど相手が来ていたので一旦止めて、(伊東)純也君に出せれば良かったんですが、戻ってきた選手の足に当たって、結果的にああいうところで自分が関われたことは良かったと思います」とコメント。最後以外は狙い通りのプレーだったと語り、中に入って崩しに関わる部分は特長だと語った。

サイドに張り過ぎずにプレーすることについては「ああいうところに入っていって良いという指示があったので、自分が一番仕事がしたい場所で仕事ができたことは良かったと思います」と得意なポジションでもプレーできたとし、実りある試合となった。

11月は北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が行われる。それまでセルティックでもプレーを磨きたい旗手。「個としてもっともっと強さを出していければと思うので、連係、3人目というのは良かったと思いますけど、突破というところはもう少し出せれば良かったかなと思います。個の部分を磨いていきたいなと思います」と、他の選手が特長とするドリブル突破も身につけたいと貪欲さを示した。

© 株式会社シーソーゲーム