諫早産ジャガイモの発泡酒 「いさはやチアフルエール」 240本限定 22日から地元販売 長崎県

地元販売される「いさはやチアフルエール」

 長崎県諫早市飯盛町産ジャガイモを原料にした発泡酒「いさはやチアフルエール」(アルコール度数7%)が22日から地元で販売される。関係者が17日、市役所で大久保潔重市長に報告した。
 昨年9月、全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしフェア実行委」と同市が結んだ包括的連携協定に基づき、ビジネスマッチング支援で商品化。今年2月に初回醸造分が完成したが、醸造会社がある都内での販売だけだった。
 2回目醸造では今年の春ジャガの「アイマサリ」を使い、地元販売分として240本(330ミリリットル)を確保。西九州新幹線沿線5市でつくる実行委が22日に諫早駅再開発ビル「イーサ」交流広場で開く「5GOマルシェ」で販売するほか、同日から「中川原酒店」(小野町)、「PENNY LANE」(東本町)で販売・提供する(1本980円)。売り上げ1本につき100円が市に寄付され、産業活性化に活用される。
 市役所には、たちばな信用金庫の塚元哲也理事長や、ジャガイモを生産したウシロダ商事の後田繁春社長、販売店舗の関係者らが訪問。試飲した市長は「香りが良くてさわやか。諫早の特産品として伸びていくことを期待したい」と話した。
 飯盛町はジャガイモの産地で、後田社長は取材に「今までになかった発想でジャガイモ生産が広がればうれしい」と話した。

試飲する大久保市長(左)=諫早市役所

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