平和大橋 欄干に複数の亀裂見つかる 5年前に改修 抜本対策を検討へ

広島市の平和大通りにある「平和大橋」の欄干に亀裂が見つかりました。広島市は抜本的な対策を検討しています。

記者
「欄干の親柱に入った亀裂には現在、このように養生テープが巻かれていますが、実は亀裂は親柱だけでなく、こちらの支柱ににも、そして隣りのこちらの支柱にもできています」

平和公園の南側の元安川にかかる平和大橋は、世界的彫刻家の故イサム・ノグチ氏が復興と平和を願ってデザインしたもので、71年前に完成しました。

欄干は、2018年度に歩道橋を整備した際に改修して、建設当時に近い姿に復元されていました。

広島市によりますと、先月、コンクリート製の欄干に複数の亀裂が見つかり、最も大きなものでは、長さが90センチに達していました。現地調査で、「直ちに倒壊の恐れはない」と判断したことから、現在はテープを巻いて対応しています。

広島市は、年内には応急処置を施す予定で、今後の抜本的な対策のために専門業者に相談しているということです。

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