リヴァプール vs トッテナム戦での大誤審を招いた審判員2人が現場復帰へ

写真:第7節の”大誤審”を招いたシーン

9月30日に行われたプレミアリーグ第7節リヴァプール vs トッテナム戦で誤審につながる判断ミスを犯したダレン・イングランド、ダニエル・クック両審判員が、今週末に行われるプレミアリーグ第9節の試合で現場に復帰することになった。イギリス『BBC』など複数のメディアが伝えている。

先の試合で、イングランド審判員はVAR、クック審判員はAVARを務めていた。しかし34分にリヴァプールのルイス・ディアスがモハメド・サラーのスルーパスに抜け出してゴールを決めたシーンでは、VAR担当の2人は映像チェックによりオンサイドだったと確認する一方、場内審判員の判定がオフサイドだったにもかかわらずオンサイドであると誤認したことでそのままオフサイドの判定となり、ディアスのゴールが認められないという大誤審を発生させていた。

これを受けて両審判員は第8節の割り当てから外されていたが、次節の試合では復帰することが決定。イングランド審判員は10月21日のブレントフォード vs バーンリー戦の第4審判員、クック審判員は同日に行われるシェフィールド・ユナイテッド vs マンチェスター・ユナイテッド戦の副審に指名された。

また、先の試合で主審を務めていたサイモン・フーバー審判員は、同じく10月21日に行われるニューカッスル vs クリスタルパレス戦でVARを務める予定となっている。

なお、クック審判員が副審を務めるシェフィールド・ユナイテッド vs マンチェスター・ユナイテッドの試合では、マイケル・オリヴァー審判員が主審を務める予定だ。

オリヴァー審判員は第8節アーセナル vs マンチェスター・シティ戦において、マンチェスター・シティのマテオ・コヴァチッチがアーセナルのマルティン・ウーデゴールに後方からのタックルを仕掛けた際、足裏を見せていたにもかかわらずレッドカードは提示せず、イエローカードにとどめるという判定を下していた。この判定について、プロ審判協会(PGMOL)のハワード・ウェブ審判長は「コヴァチッチが退場にならなかったのは非常に幸運だった」と言及し、誤審であることを示唆した。

オリヴァー主審、クック副審が裁くシェフィールド・ユナイテッド vs マンチェスター・ユナイテッドの試合は、いろいろな意味で注目を集めることになりそうだ。

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