インテルCEO、将来的なオナナ復帰の可能性について言及「サッカーでは何かが起こる可能性がある」

写真:今夏マンチェスター・Uに加わったオナナに早くも“出戻り”の話題が……

インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)が、カメルーン代表GKアンドレ・オナナの将来的なクラブ復帰の可能性を示唆した。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

オナナは2022年7月、アヤックスからのフリートランスファーでインテルに移籍し、2022-23シーズンは公式戦通算41試合に出場。そして今年7月、4710万ポンド(約85億4050万円)の5年契約でインテルからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。

マンチェスター・ユナイテッドでは開幕当初から正守護神として起用されているが、プレミアリーグでは8試合でクリーンシートがわずかに2回、12失点とファンが納得できるようなパフォーマンスを見せられていない。また、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節ガラタサライ戦ではパスミスからピンチを招き、守備対応したブラジル代表MFカゼミーロの退場処分を誘発するなど不安定なパフォーマンスも散見されている。

ただ、インテルでは今なお高く評価されており、マロッタCEOは将来的にインテルに復帰する可能性があるのかを尋ねられた際に次のように回答している。

「将来のことは予測できないが、サッカーでは何かが起こる可能性がある。確かにオナナのインテル時代は、彼自身にとっても私たちにとっても素晴らしい期間だった」

また、「フリーで彼と契約し、4710万ポンドで売却することにも成功した」と、クラブの財政面でも大きな成果をもたらした点を評価した。

一方、プレミアリーグの関係者からは多くの批判を浴びており、かつてミドルスブラやフラムで活躍した元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァー氏が「彼がどれほど優れたGKなのか、常に疑問を抱いている。エリク・テン・ハフ監督がマンチェスター・ユナイテッドでの仕事を失ったらオナナは“終わる”と思う」とコメントしたほか、元イングランド代表FWクリス・サットン氏が「彼はマンチェスター・ユナイテッドにとって十分な能力を持っていない」と断罪するなど逆風にさらされている。

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