うわばきロケット、勝手な物差しで人を測り踏み込んでくる者たちへ向けた作品『F』をリリース!

“どこかの誰かの主題歌に”をテーマに2021年2月結成された4ピースギターロックバンド、うわばきロケット(略称うわロケ)。 これまで6枚のシングルとEPをリリースし、3rdシングル「箱庭の唄」がテレビ朝日『見取り図じゃん』のエンディングテーマに起用されるなど、精力的に活動中。 ライブに足を運ばずとも音源を聴けるこの時代、どこの誰かは分からずとも、その人にとっての主題歌になれるような作品を届けたい、という思いで良作を生み出し続けている。現在は下北沢を中心に月2~3回のライブに出演し、2023年11月14日には初めての自主企画『UWAROCK Vol.1』の開催が決まっている。

そんな彼らが今回リリースした楽曲『F』は、“お前は知らない”という言葉を皮切りに、0サビから一気にボルテージをあげていく、久しぶりのギターロック。勝手な物差しで人を測り分かったような顔で、心奥に踏み込んでくる者たちへ向けた作品となっており、Vo.堀内は「作りたい楽曲が1周してやっと戻ってきた」と話す。 ライブのセットリストのことを考え、同じテンション感の曲を連続で作るのはなるべく控えているとのことで、おそらく多くの人が気になっているであろうタイトルの『F』は、「FURY」という英語のイニシャルからきており、怒り・憤怒という意味が込められているという。 また今作の歌詞も、いつも通りの独特な言い回しのものが目立っており、1コーラス目の舞台は心の奥にある自分だけの部屋(白の立方体)で様々な形、大きさの物差しを持った人間が、履き物も脱がずに上がり込んでくる絵を文字に落とし込んでいる。 その詞を包み込むバンドサウンドは、今まで我慢していたものが溢れるように繊細かつ豪快に表現されており、1コーラス目を駆け抜けた後、ガラッと雰囲気が変わる2コーラス目が印象的。 フラストレーションが詰まった少々尖った楽曲になっているが、Vo.堀内曰く「絶対に共感してくれる人は多いと思う」とのことなので、うわばきロケットを知っている方も知らなかった方もぜひ一度聴いてみて欲しい『噛めば噛むほど美味しい作品』となっている。

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