関電、発電所にも命名権導入 京都で西日本初

命名権が導入される関西電力の宇治発電所=京都府宇治市

 関西電力は、保有する発電所の命名権(ネーミングライツ)販売を11月に始める。第1弾として水力の宇治発電所(京都府宇治市)の命名権を三井住友銀行に売却し、得られた収益を発電所の維持や地域貢献などに充てる。関電によると、発電所に命名権を導入するのは西日本で初めて。担当者は「さらなる地域貢献や事業の理解促進につなげたい」と期待する。

 宇治発電所は1913年に運転を開始し、現在の年間発電量は約2億キロワット時、一般家庭約6万4千世帯分に当たる。命名権の契約期間は3年間で、金額は非公表。11月からの愛称は、三井住友銀行の略称を冠した「SMBC宇治グリーン発電所」となる。

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