東証、売り先行も小幅続伸 1円高、企業業績に期待

東京証券取引所

 18日の東京株式市場は、売り注文が先行した後に好調な企業業績を期待した買い注文が次第に優勢となり、日経平均株価(225種)は午後の取引終了にかけて小幅な続伸に転じた。終値は前日比1円96銭高の3万2042円25銭だった。

 東証株価指数(TOPIX)は3.26ポイント高の2295.34。出来高は約12億6100万株だった。

 前日の米国市場で、利上げ長期化への懸念からハイテク株が売られた流れを受け、朝方は電機株を中心に軟調に推移した。ただ平均株価の下落幅は200円に満たず、午後に入ると、来週から本格化する企業の決算発表を前に、好調な業績を見込んだ買い注文が入って持ち直した。

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