TBS主催の短編映画コンテスト「DigiCon6 ASIA」25回目のグランプリが決定!

2000年初開催のTBS主催の短編映画コンテスト「第25回 DigiCon6 ASIA授賞式」が、MCに上白石萌音を迎え、10月7日(土)に東京・TBS赤坂BLITZスタジオで開催された。アジア地域の著名映像クリエイターから構成される審査会による厳正な審査の結果、日本を含むアジア15の国と地域から応募された1698作品の中から、アニメーション作品「Monsoon Blue」(香港)がグランプリに決定した。

同作品を制作した FLYING MONKEYS PRODUCTIONのプロデューサー・ドナルド・クオッ氏は受賞に際し「人間は自分の本当の姿を出すということがなかなか難しいけど、自分を信じてやれば本当に自分の真の姿をみんなに見せることができるのだと思って制作した」と語った。

(C)TBS

<MC 上白石萌音コメント>
25回目という節目の「DigiCon6」に参加させていただき、多くの才能や作品と出会う貴重な機会に恵まれました。全ての受賞作品を事前に拝見しましたが、素晴らしい思いの詰まった作品ばかりで、とても感動しました。ドキュメンタリーやメイキングなど作品の舞台裏を見ることが大好きなので、今回は制作者の方と直接お会いしてお話が聞けるということでドキドキワクワクしました。

■日本部門のグランプリは中国人クリエイターが受賞
同日開催の「DigiCon6 JAPAN」では、許願(キョガン)氏のアニメーション作品「Sewing Love」が最高賞となるGoldを受賞。許氏は「うれしい! Goldの受賞は思いがけないことであったので、とてもうれしいです!」と、喜びを語った。許氏は中国籍だが、日本留学中に同作を制作。「DigiCon6」では作品が制作された地域毎のエントリーとなるため「DigiCon6 JAPAN」での受賞となった。

■『PUI PUI モルカー』クリエイター・見里朝希氏メッセージ
授賞式では東京藝術大学大学院在学中に「DigiCon6」へ3回応募し、受賞経験を持つクリエイターの見里朝希氏より受賞者へメッセージが寄せられた。
「DigiCon6 は、国内外を問わずアジア全体を通してクリエイターと繋がれる貴重なイベントです。作品を作り(DigiCon6 で)発表することで、出会いや喜びなど、様々な経験に繋がり、世界が大きく広がります。それらの経験を基に今後も素敵な作品作りをしていってください!」
見里氏が手掛けたストップモーションアニメ『PUI PUI モルカー』は国内外で大ヒット中。また、「DigiCon6」のオリジナルキャラクター「メイルー」と「アンリー」、そして本年のキーヴィジュアルも見里氏が手掛けている。

■「DigiCon6」初の地上波放送
今回の授賞式の模様と受賞作品のダイジェストをTBSで放送することが決定した。
[放送日時]11月18日(土)深夜25時58分~27時28分 ※「TVer」で見逃し配信あり。
[MC]上白石萌音 日比麻音子(TBSアナウンサー)

■「DigiCon6」とは
「DigiCon6 ASIA」は、優れたコンテンツクリエイターを勧奨し相互理解を促すことを目的に、2000年
よりTBSが主催する短編映画コンテスト。プロ、アマチュア、年齢問わず15分以内で自由に制作した映像を募集し、厳正な審査の上表彰する。2006年からアジア各国及び地域の参加を募り、本年はイラン、インド、インドネシア、韓国、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中国、バングラデシュ、香港、マレーシア、モンゴル、ラオス(※50音順)が参加。「DigiCon6」出身のクリエイターは、アジア各地のさまざまなコンテンツ制作現場で活躍している。

【ASIA 審査員】
安藤 紘平 (映画作家・早稲田大学名誉教授)
伊藤 有壱 (アニメーションディレクター/東京藝術大学大学院教授)
塩田 周三 (株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO)
タン・チュイムイ (監督、脚本家、プロデューサー)
ネコ・ロー・チイン (アニメーション・プロデューサー / ディレクター / アニメ評論家)
ハン・ビョンア (アニメーション監督)
松本 紀子 (ドワーフ プロデューサー)

【JAPAN 審査員】
伊藤 有壱 (アニメーションディレクター/東京藝術大学大学院教授)
犬童 一心 (映画監督)
塩田 周三 (株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO)
高山 晃 (株式会社ファンワークス ファウンダー&代表取締役社長)
野村 辰寿 (アニメーション作家/多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授)
樋口 真嗣 (映画監督)
細川 晋 (人形アニメーション作家・東京工芸大学アニメーション学科准教授)
松本 紀子 (ドワーフ プロデューサー)
丸山 靖博 (株式会社ロボット執行役員)

【TBS アニメーション賞審査員】
青木 純 (株式会社スペースネコカンパニー代表・アニメーション監督)
岸 誠二 (アニメーション監督)
土海 明日香 (アニメーション制作チーム「騎虎」所属のアニメーション作家、監督、イラストレーター)

【JAPAN Youth 部門審査員】
大童 澄瞳 (漫画家)
白石 慶子 (アニメーション監督)
若見 ありさ(アニメーション作家/東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻 准教授)
那須田 淳 (プロデューサー/TBS テレビ コンテンツ制作局 エグゼクティブエキスパート職)

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