秋の味覚・マツタケ 広島県産がようやく入荷 猛暑も影響

松茸の入荷遅れる 残暑の影響か 広島

秋の味覚・マツタケの話題です。大幅に遅れていた広島県内産の入荷が、ようやく始まっています。

17日、庄原市内の小売店に初入荷したマツタケ…。

例年より3週間程遅くなりましたが、地元で早朝に収穫した「とれたて」です。

■客「ええ匂いする良かったです秋の香りがしてから」

入荷を遅れさせた主な原因とされるのは、9月の厳しい残暑や少なかった降水量です。

更に、17日の入荷は3本だけ…。予約販売で、広島市内の客が購入しました。

■まつしまストアー 松島弘子さん

「フッと笑いたくなるような、うれしい。こうやってお目見えしてくれたことは、これから先に繋がると思うので、お客さんに喜んでもらえたらいい。」

一方、世羅町にある販売店も、広島県産が並び始めたのは、先週から…。

例年よりおよそ2週間の遅れです。18日までに、4キロ前後が入荷しましたが、去年の10分の1と言います。

■世羅の大地 松浦辰行社長

「もうちょっと(量が)出てほしい気はする。自然のものなので、どうしても自然には勝てない。広島産くださいと来る人は香りに導かれて来ている。」

店には、「秋の香り」を楽しみにしていた客も…。

■客

「(県産マツタケは)香りが違う。まだちょっと値段が、広島県産は。」

「すごいきれい。全然見た目も違う。」

かつては、マツタケの一大産地とされた広島県…。地元産の収穫はこれからがピークと言うことです。

【2023年10月18日放送】

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