人体への悪影響も指摘されている「PFAS」 暫定目標値の3倍超を水道水から検出 供給元は去年10月に停止

三重県桑名市の送水場で基準値の3.4倍にあたる濃度の「PFAS(高濃度有機フッ素化合物)」が検出されたことが分かりました。

人体への有害性が指摘されている「PFAS」について国は1リットルあたり50ナノグラムとする濃度の暫定目標値を設定し、2020年度から水質検査実施に努めるとする項目へ追加しています。

日本水道協会が公表した2021年度に行われた水道水の水質検査の結果によりますと、桑名市の「多度中部送水場」で国の暫定目標値の3.4倍にあたる170ナノグラムが検出されたということです。

桑名市によりますと「多度中部送水場」は市内のおよそ1700世帯に水道水を供給していましたが、暫定目標値を超えたため去年10月に供給を停止し、現在は市内のほかの配水池からの供給に切り替えたということです。

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