米沢市長選、告示まで1ヵ月 新人3人が出馬意向

米沢市役所(資料写真)

 任期満了に伴う米沢市長選は11月19日の告示(26日投開票)まで1カ月となった。いずれも新人で元衆院議員の近藤洋介氏(58)=舘山1丁目、元市SDGs推進参与の伊藤夢人氏(38)=金池5丁目、元市議の皆川真紀子氏(53)=笹野=の3人が出馬の意向を示している。他に出馬の動きはなく、激しい前哨戦が繰り広げられている。

 近藤氏は昨年12月15日に立候補を表明した。木村忠三県議が選対本部長に就き、政党の推薦は受けずに態勢を固める。子育て支援・教育の充実などを掲げ、企業関係者や地区単位の座談会を小まめに重ねる。今月24日に吉村美栄子知事を招いた集会を開く。

 伊藤氏は昨年12月18日に出馬表明した。自民党県連の推薦を受け、鈴木憲和農林水産副大臣が選対本部長を務める。人工知能(AI)を使ったデマンドバスの導入などを訴える。9月に佐藤孝弘山形市長らを招いた集会を開催。来月9日に総決起大会を予定する。

 皆川氏は今年8月1日に立候補の意思を明らかにした。今春の県議選と同様、政党の公認、推薦は受けない。後援組織を持たず、草の根で街頭演説などの活動を展開している。市が進める学校給食共同調理場整備の計画撤回を最重点に訴えている。

 9月1日現在の有権者数は6万5425人(男3万1986人、女3万3439人)。

◆立候補予定者(敬称略) 近藤 洋介 58 元衆院議員 無新 伊藤 夢人 38 元市参与 無新 皆川真紀子 53 元市議 無新

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