米EV大手テスラ純利益44%減 7~9月期、値下げが利幅圧迫

米イリノイ州にあるテスラの販売店=4月(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラが18日発表した2023年7~9月期決算は純利益が前年同期比44%減の18億5300万ドル(約2800億円)だった。EVの販売競争が激化したのを背景に、主力車種を値下げしたことが利幅を圧迫した。

 本業のもうけを示す営業利益が売上高に占める割合を示す営業利益率は7.6%となり、前年同期の17.2%から大きく低下した。売上高は前年同期より9%増の233億5千万ドル。

 世界販売台数は27%増の43万5059台だった。1~9月の累計販売台数は132万4074台となり、年間販売台数を約180万台とする目標は据え置いた。

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