【ノア】GHCタッグ王座取りへ清宮&大岩「団体の垣根を越えた唯一無二の最高のタッグになれる」

GHC選手権調印式及びAXIZ記者会見リポート

プロレスリング・ノアは都内某所にて、10月28日(土)「ABEMA presents DEMOLITION STAGE 2023 in FUKUOKA」で行われるGHCヘビー級選手権(第42代王者)ジェイク・リー VS 拳王(挑戦者)、11月4日(土)「DEMOLITION STAGE 2023 in NIIGATA」新潟・新潟市体育館大会で行われる、GHCジュニアヘビー級選手権(第53代王者)HAYATA vs ダガ(挑戦者)、GHCタッグ選手権(第66代王者組)ジャック・モリス & アンソニー・グリーン vs 清宮海斗 & 大岩陵平(挑戦者組)の調印式、および潮崎豪、中嶋勝彦(AXIZ)の記者会見を行った。

【調印式】11.4新潟市体育館大会
▼GHCタッグ選手権
(第66代王者組)ジャック・モリス & アンソニー・グリーン
vs
(挑戦者組)清宮海斗 & 大岩陵平

◇調印式の模様◇

清宮「はい、清宮です。11月4日、新潟市体育館でタッグの挑戦が決まりました。9月3日の大阪から陵平とのタッグがスタートして、2ヵ月間でタッグの挑戦が決まって。ただ、この2ヵ月は平たんではなかったです。陵平は新日本プロレスからNOAHに一人でやってきて、それはすごい覚悟のいることだと思うし、自分も陵平と全く接点のないところから始まって、まだ二人の間には8月会ったときは壁があったよね?」

大岩「はい、ありました」

清宮「あのときは大岩選手って呼んでたと思う」

大岩「そうですね。大岩選手、清宮選手で」

清宮「そこから二人でご飯に行ったりとか、練習したりとか、そういったところから始まってGHCタッグに挑戦するところまできました。二人で乗り越えて、前代未聞のタッグチャンピオンを目指します」

大岩「こんにちは、大岩陵平です。僕の気持ちもほとんど海斗さんと一緒です。ほとんどというのは今まで自分がNOAHに来てから、試合中も道場でも私生活でもずっと海斗さんに助けられてました。だから、この選手権試合は俺が海斗さんに恩返しするつもりで、俺がジャック・モリス、アンソニー・グリーンから勝ってみせます。11月4日、新潟市体育館でこの二人から勝って、しっかりとNOAHの歴史に僕と海斗さんの名前を残したいと思います。よろしくお願いします」

モリス「今、本当に最高の気分だ。ここに座っていられるということを最高にうれしく思っている。ここに今チャンピオンとして座っているんだ。前回、調印式があって座っていたとき、次は絶対にチャンピオンになると断言したが、しっかりその通りにベルトを獲って、チャンピオンとして今ここにいる。今回の挑戦者チームは本当にハングリーでフレッシュなタッグチームだと思うが、そんな二人をもってしてもジャック・モリス&アンソニー・グリーンにはかなわないと今ここでハッキリ言っておく」

グリーン「本来なら、ここは質問を受けるところだと思うが、自分から挑戦者チームの二人に質問してみたい。どれぐらいタッグチームを組んでいるのか? そもそもどのぐらいの期間、お互いのことを知っているのか? ここにいるすべての人が疑いの余地はないと思うが、二人とも各々が素晴らしい選手だと思う。ただ、チームとして組んだとき、俺たちグッド・ルッキング・ガイズにはかなわないと思うけどね」

清宮「タッグとしてNOAHに来て組み始めてるのは2ヵ月。1ヵ月と少しかもしれないです。でも二人でこの前例がない時間をともにしたというのはウソをつかないと思います。俺たちの、自分たちの絆には自信があります」

――チャンピオンチームの印象は?

清宮「NOAHの中でチームとして物凄くチームワークという部分では確立されてるなというふうに感じます」

大岩「GLG、こないだニューメンバーが加入して盛り上がってるところですけど、自分と海斗さんでぶち壊しにいきます」

――グリーン選手の発言に対する反論があれば?

大岩「組んでるのは確かにまだ1ヵ月ちょっとですけど、毎日道場で一緒に練習して、一緒にちゃんこ食べて、たくさんプロレスの話をして。こうやって話してる間にタッグチームとしての必要なものは全て備わってきたんだと思います。組んでる期間は1ヵ月半だけど、自分たちにはしっかりと絆があります」

――チャンピオンチームの絆はどのぐらいのものがある?

グリーン「自信のほどというのを音楽に例えていうなら、彼らはまだ出たばかりの、チャートでもかなり低いところにいるんじゃないかと。俺たちはトップの方にいる、1位、2位を狙えるような、1位、2位にいるようなトップにいるミュージシャンと同じと例えられるんじゃないか。それぐらい彼らと俺たちの絆という意味で大きく違う」

モリス「自信があるということで、それはキュートじゃないかと思うし、いいんじゃないかと思うが、ただ絆に自信があるだけでは俺たちを倒すことはできないよ」

――GHCタッグにどんな思いがある?

大岩「NOAHに来て初めてのタイトルマッチということで、今まで海斗さんとやってきたことが間違ってなかったんだって証明する絶好のチャンスだし。ここで俺と海斗さんが勝てば自分たちのタッグは団体の垣根を越えた唯一無二の最高のタッグになれるんじゃないかと思って。必ず勝ってベルトを腰に巻きます」

――20代の若い二人が団体の垣根を越えてタッグ王者になる意義はどこにある?

清宮「やはり、それはNOAHにとって前例のない、前代未聞のチャンピオンができると思います」

――プロレス界全体に若い波がきているが、その先頭に立ちたい気持ちはある?

清宮「今見てるのは、このタッグのベルトなので。他のことを考えていたら、このベルトというのは獲れるものじゃないと思ってますし、目の前のことを見ながら二人で上がっていこうと思います」

――大事な初防衛戦でどんな試合を見せたい? どんな勝ち方をしたい?

モリス「今のところ、これといったプランがあるというわけではない。今までどおりにただやるだけだと思っている。二人でやってきたこと。それがこのベルトにつながったわけだから、これまでやってきたことが間違いではなかったということだ。そこから特に変わることなく、今までどおり、そして今このベルトを持っている最高のタッグチームとしてリングに上がり、最後には祝杯を上げたいと思っている」

――GHCタッグを獲って、どんな“前代未聞”を築いていきたい?

清宮「自分としましては、先ということは今は考えていません。やっぱり二兎を追うものは一兎も得ずという言葉があるとおり、今はこのベルトを見ていきたいと思います」

大岩「自分と海斗さんがベルトを獲ることで、NOAHだけじゃなくてプロレス界全体の世代交代…今どこのリングでも世代交代、世代交代ってそればっかなんで、自分たちが先頭に立った世代交代をしていきたいです」

――タッグの絆がキーワードになっているが、お互いのパートナーのすごいと思うところは?

清宮「まず、すごいポジティブなんですよね。自分たちもNOAHに来てからいろいろありましたけど、どんなときも前を向いて向上心を持ち続けてくれるところがすごく魅力的だと思います」

大岩「海斗さんも自分から見たらすごいポジティブです」

モリス「NOAHに初めて来た2022年8月、そのときから近くにいてくれたのがこのアンソニー・グリーンだ。それ以来、俺たちはほぼ毎日一緒にいる。試合の時だけではなく、ただのタッグパートナーというよりも、むしろ友人だ。本当にかけがえのないパートナーだと考えている」

グリーン「このベルトが自分にとってすべてだ。このベルトが持っている歴史も俺たち二人にとってすべてだ。それよりなにより俺とジャック・モリス、この二人にある友情が本当に大事なんだ。だからパートナーは彼以外に考えられない。最高のタッグパートナーがジャック・モリスだということだ」

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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