9月の訪日外客、218万人とほぼコロナ前まで回復、4カ月連続で200万人超え

日本政府観光局は10月18日、9月の訪日外国人旅行者数と出国日本人数を発表した。

訪日外客数はコロナ前の2019年9月比で3・9%減の218万4300人だった。200万人を超えるのは6月以降4カ月連続で、ほぼコロナ前の水準まで回復した。

9月の動向について日本政府観光局では「シンガポールをはじめとした東南アジア、また米国やカナダなどを含む米州等において訪⽇外客数が増加したことが今月の回復率の押し上げ要因となった」と解説している。

単月ではほぼコロナ前の水準に

国別では韓国57万400人(前年9月比83・4%増)が最も多く、台湾38万5300人(同2・4%増)、中国32万5600人(同60・2%減)がトップ3だった。中国は8月10日付けで日本行きの団体旅行が解禁され、訪日旅行者が増加している。

訪日外客全体の1~9月の累計は1737万4300人で、2019年同期比で7割台まで回復している。

9月の出国日本人数は2019年9月比で42・6%減の100万4700人だった。2カ月連続で100万人を超えたが、2019年比は3カ月連続で5割台にとどまり、訪日外客の増加に比べ足踏み状態が続いている。

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