面積としては小さな国ながらも長くサッカーの強豪国として力を発揮しているポルトガル。
今回はそのポルトガル代表のなかから「最も多くの得点を決めた選手」とランキングトップ10をご紹介する。
10位:ネネ
ポルトガル代表:1971~1984
代表での成績:66試合22ゴール
1968年にベンフィカでデビューし、それから18年にわたって同クラブでプレーし続けた伝説のストライカー。ポルトガルリーグで2回の得点王に輝き、EURO1984では当時の大会最年長ゴールを決めた(のちにEURO2008でイヴィツァ・ヴァスティッチに更新される)。
9位:ジョアン・ピント
ポルトガル代表:1991~2002
代表での成績:81試合23ゴール
「ゴールデンボーイ」と呼ばれたジョアン・ピント。スピードと技術に長けたストライカーで、ワールドユースを2連覇したポルトガル「黄金世代」の選手だ。フル代表でもEURO1996とEURO2000、2002年ワールドカップに出場している。
8位:ナニ
ポルトガル代表:2006~2017
代表での成績:112試合24ゴール
マンチェスター・ユナイテッドで「クリスティアーノ・ロナウドの後継者」と呼ばれたナニ。10年にわたってチームの主力として活躍し、サイドから素晴らしいドリブルスキルを見せつけた。
7位:マヌエル・ルイ・コスタ
ポルトガル代表:1993~2004
代表での成績:94試合26ゴール
ポルトガル「黄金世代」の名司令塔。素晴らしいビジョンとパススキルを備えた攻撃的MFで、多くのアシストを記録したファンタジスタであった。さらに自分でゴールを決めることもでき、ファンに愛されるプレーを見せた選手だ。
6位:エウデル・ポスティガ
ポルトガル代表:2003~2014
代表での成績:71試合27ゴール
クラブレベルでは浮き沈みが大きい選手だったが、ポルトガル代表では生まれながらのゴールハンターとして活躍。瞬間的にネットを揺らす能力にかけては素晴らしいものがあり、ボックス内で常に脅威となった。
5位:ヌーノ・ゴメス
ポルトガル代表:1996~2011
代表での成績:79試合29ゴール
ポルトガル「黄金世代」を彩ったストライカー。端正な容姿で人気を博したほか、ピッチ内でも優れたポジショニングやタイミングの良い飛び出し、繊細なポストプレーで存在感を示した。
4位:ルイス・フィーゴ
ポルトガル代表:1991~2006
代表での成績:127試合32ゴール
そして伝説のドリブラーであるルイス・フィーゴが4位。ポルトガル「黄金世代」をルイ・コスタとともに支えた中心選手であり、圧倒的なテクニックで数多くのチャンスを作り上げた。技術面では90年代から2000年代にかけてサッカー界最高の存在だったといえる。
3位:エウゼビオ
ポルトガル代表:1961~1973
代表での成績:64試合41ゴール
サッカーの歴史上最も偉大な選手の一人と言われるエウゼビオ。64試合で41ゴールを決めたという驚異的な得点記録は、彼の並外れた才能を物語っている。爆発的なスピードスターであり、キャノン砲のようなシュートを放つフィニッシャーだった。
2位:パウレタ
ポルトガル代表:1997~2006
代表での成績:88試合47ゴール
2000年代のゴールマシン。揺るぎない安定感を持つアソーレス諸島出身の点取り屋であり、優れた技術と両足で繰り出すシュート、巧みなポジショニングと空中戦でネットを揺らし続けた。
【関連記事】「2022W杯ポルトガル代表、日本人の同僚だった選手たち」
1位:クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガル代表:2003~
代表での成績:202試合125ゴール
このリストの頂点に立つのはもちろんクリスティアーノ・ロナウドだ。202試合に出場して125ゴールというのは信じられないような成績であり、40歳が近くなっても得点力にかけては他の追随を許さない。