須坂市の田中本家博物館でユニークなキャンペーンが始まりました。「たなか」という名字にちなんだサービスということで、田中記者が取材しました。
■田中亮記者
「『たなか』という名字に関わる特別なサービスをしているということで…私、田中が体験してみたいと思います」
「こんにちは。田中と申しますが特別なサービスがあると聞いてきたんですが…」
■受付の職員
「田中さんというお名前の方は無料でご入館頂けます」
須坂市の田中本家博物館。その名にちなんで先月16日から始めたのが…「タナカさん入館料無料キャンペーン」です。
■田中本家博物館・田中新十郎 館長
「田中さんと親しくなってつながろうとタナカさんという名前の人は、皆さん無料とやっています」
名字が「田中」以外の大人の場合、入館料1000円を支払いますが、名字が「田中」だと無料で入館できるというわけです。
■大阪から
「パンフレットみたら(田中さん無料と)書いてあって、田中さん良かったねと…私たちは田中じゃございません」
(Qちなみに 僕、田中です)
「おめでとうございます」
■田中新十郎 館長
「今年、田中本家博物館は開館30周年の記念の年でして色んな人に訪れていただきたいなと考えた」
敷地面積およそ3000坪、江戸時代の豪商・田中家の館を利用して作られたこの博物館。開館30周年の今年、江戸時代の婚礼衣装や小林一茶の直筆の俳句など、普段は展示していない所蔵品を公開する特別展を開催しています。
キャンペーンはその一環として企画されました。
■田中新十郎 館長
「全国のたなかさんお待ちしてますので、ぜひいらしてください」
博物館はこの「田中」ですが…こちらの「田仲」から、こんな「多中」などなど漢字の表記は問わず、「たなか」と読む名字の人は全員無料です。しかし、開始から1カ月経過するも、訪れた〝たなかさん〟はまだ7人。田中本家博物館が〝たなかさん〟を待っています。