「次から面倒みてもらう人じゃけぇ」月額3万円の “みかじめ料” 脅し取った疑い 暴力団組員の男ら逮捕 広島

飲食店経営者の男性から「みかじめ料」として現金を脅し取った疑いで暴力団組員の男ら2人が逮捕されました。

恐喝の疑いで逮捕されたのは、広島市中区田中町の指定暴力団共政会正木組の幹部・宮田紀之 容疑者(47)と広島市南区松原町の会社役員・佐々木旭 容疑者です。

警察によりますと、2人は共謀して去年3月ごろに広島市中区の飲食店経営の男性(20代)に対して、中区弥生町のビルの一室で佐々木容疑者が「次から面倒みてもらう人じゃけぇ」などと宮田容疑者を紹介したあと、電話などで「宮田さん、現役に上がったけぇ」「宮田さんに持って行くようにして」などと言ってみかじめ料を要求し、ことし7月までの間、17回にわたって現金合わせて51万円を脅し取った疑いがもたれています。

調べに対して宮田容疑者は「黙秘します」と供述し、佐々木容疑者は「知りません」と容疑を否認しているということです。

男性と佐々木容疑者は知人同士で、男性が広島市中区で接待を伴う飲食店を開店して以降、被害にあっていたとみられています。

警察は暴力団による組織的な関与の可能性もあるとみて、事件のいきさつを調べています。

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