各国の代表チームが試合を行った10月のインターナショナルマッチ・ウィーク。
アメリカでは、メキシコ代表とユリアン・ナーゲルスマン監督体制がスタートしたばかりのドイツ代表が対戦。試合は2-2で引き分けている。
どちらも2022年カタールW杯モデルのユニフォームを着用。一見すると普通のユニフォームだが、この試合でメキシコは特殊な背番号を付けていた。
それがこちら!
通常は純白の背番号を付けるが、ドイツ戦ではなんとドクロをびっしりとデザインされたカラフルな背番号を付けていた。
メキシコサッカー連盟(FMF)のインスタグラムにも、試合の写真とともに背番号画像も投稿。異彩を放つこのデザインは海外のマニアックなユニフォームファンの間でも話題となっている。
これはメキシコの伝統的な祝祭「Día de Muertos(死者の日)」を祝うための特別なデザインだ。
祝祭にして奇祭とも言われる「死者の日」とは一体どんな祭りなのだろうか。過去にこの祭りを祝ったクラブチームの「強烈なドクロデザインのユニフォーム」と併せてご紹介したい。
「死者の日」の祭りは毎年11月1日と2日にメキシコで盛大に行われる。地域によってそのあり方は若干異なるというが、日本での「お盆」に近いもの。亡くなった家族への愛と敬意を示し、楽しく祝う大切な行事なのだという。
背番号にも描かれているドクロ(骸骨)はこの祭りに欠かせないもの。街で行われるパレードにはスカルメイクで繰り出す人も多いという。
そんな大切な行事に合わせて特別デザインのユニフォームを用意するクラブチームも多い。
腹部にエンブレムのピューマをデザインするスタイルがお馴染みの名門プーマスは2018年、ピューマの顔の下に交差する2本の骨を描くスカル&ボーンズの「死者の日」バージョンを発表している。
そして2020年にはメキシコのブランドCharlyから、ティフアナなど契約する5チームの「死者の日」バージョンが登場。その強烈なデザインとビジュアルは密かな話題を呼んだ。
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見た目のイメージとは異なり非常に意味深いデザインである「死者の日」仕様の背番号。残念ながら一般販売の対応はなさそうだ。
今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。