海外ユニファン絶賛!ブラジル4部の無名チームに美しき「編み上げレトロユニフォーム」が現れる

サッカーのユニフォームには、時に無名のチームやキットサプライヤーからが驚くような素晴らしいデザインが登場することがある。

今回ご紹介するAAインテルナシオナウのユニフォームもその一つだ。

今季はブラジル4部セリエDを戦うこのチームが最近発表したレトロデザインのキットが、海外ユニフォームファンの間で絶賛されている。

A.A. Internacional 2023-24 Alluri Sports "1926" Kit

AAインテルナシオナウ 2023-24 Alluri Sports 1926 レトロユニフォーム

1913年に創設され、今年で110周年という長い歴史を持つAAインテルナシオナウ(AAI)。

チーム名の“インテルナシオナウ”は他にも存在するため、区別するためにホームタウンの名前を加えた“インテル・ジ・リメイラ”と呼ばれることも多いチームだ。

胸元はクラシックな編み上げスタイル。最近のレトロユニフォームは紐を実際には通さない「なんちゃって編み上げ」を採用するチームも多いのだが、AAIは真の編み上げが実に素晴らしい。

キットサプライヤーのAlluri Sportsはサンパウロのローカルブランドのようだが、このデザイン力は侮れないかもしれない。

アイテム名の1926から想像が付く通り、このレトロなデザインは1926年のユニフォームを再現したもの。シンプルでクラシックなこのデザインの美しさがマニアックなユニフォーム好きに称賛されている。

しかし、なぜ1913年創設で110周年という節目を迎えたチームが110周年記念ではなく“97周年記念モデル”なのだろうか。これについて詳細は不明なのだが、クラブの歴史を振り返るとその理由が見えてくる。

1926年モデルの復刻デザインにはゴールキーパーモデルも登場。普通の長袖Tシャツと見間違えそうなシンプルさだ。

この写真は1926年当時のチームを収めたものだという。これを見ると、襟のサイズを除いては今回のレトロデザインがほぼ“完コピ”であることが分かる。

この1926年にクラブはサンパウロ州でのカップ戦を制してクラブ初のタイトルを獲得しているので、今回のレトロユニフォームはそれを祝したものと思われる。

今回のビジュアルでは1926年と同じようなショットも!

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今回はレトロデザインだが、通常のユニフォームは名門サントスのような白黒縦じまや白基調のデザインを使用。もちろん左胸のエンブエムも別に存在する。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

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