「情報工学部(仮称)」設置へ在り方検討 広島・福山市立大 検討委員会が初会合 委員から定員増や新施設望む声も

デジタル人材などの育成に向けて新たな学部の設置を進める福山市立大学(広島・福山市)が、初めての検討委員会を開きました。

福山市立大学は、2027年度に仮称で「情報工学部」を設ける予定です。入学定員は50人で、ものづくりが盛んな福山市での理工系学部設置は地元産業界から要望があったということです。

検討委員会は、2025年度、国に学部設置認可を申請するために学部の在り方を考えます。

19日は、産業や教育界・福山市などの関係者13人が集まり、冒頭のみ公開で議論をしました。

福山市立大学 佐藤利行 理事長
「新学部における学生の受け入れは令和9年度(2027年度)からになりますが、この年を新たな新生公立大学法人・福山市立大学の始まりの年となる」

大学側によりますと、委員からは「定員数を増やした方が良い」という声や、「既存の研究棟などを活用すると研究室がバラバラになって産業界と大学との連携が難しくなるので、新たな建物を建てるべきだ」といった指摘もあったということです。

委員会は今後も会合を重ね、2023年度中に意見をとりまとめます。

© 株式会社中国放送