試合中のピッチ侵入に激怒、ペルー代表守護神が観客のスマホを奪い、ぶん投げる「彼らは本当のファンじゃない」

[写真:Getty Images]

17日行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選、ペルー代表とアルゼンチン代表の一戦で、観客によるピッチ侵入が起こった。
【動画】怒ったGKガジェセがスマホを奪い、ぶん投げる

ペルーがカタール・ワールドカップ(W杯)王者であるアルゼンチンをホームに迎えた一戦。9月から欠場続きだったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも久々の先発出場を果たした。

そのメッシが2ゴールを決め、2-0とアウェイのアルゼンチンがリードして迎えた試合終盤に複数の観客がピッチに侵入。メッシと一緒に写真を撮ろうと駆け寄り、試合は中断された。

これに、6月の日本代表戦にも出場していたペルーのGKペドロ・ガジェセが激怒。警備員ともに侵入者に対応すると、取り押さえた1人の観客からスマートフォンを奪い取り、遠くへ思い切り投げ飛ばした。

『TV Peru』によると、ガジェセはこの行為について試合後に言及。ピッチに侵入した観客たちはファンではないとハッキリ断言している。

「僕の対応は、彼らが僕たちの国を軽視していると感じたから。ファンは世界チャンピオンを見ることに夢中だったが、彼ら(の行為)によって、スタジアムが閉鎖される(無観客試合への変更)可能性があり、本当のファンに害を及ぼす可能性がある。彼らは僕たちに害を及ぼす可能性があることを分かっていなかった」

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