山梨県、富士山混雑で規制策提示 来夏に備え「弾丸登山」など対応

富士山

 山梨県は19日、来夏の富士山開山に備え、山梨側登山道「吉田ルート」の混雑を防ぐため、登山者数の上限設定や入山時間の制限といった規制の方向性を地元自治体や観光関係者らに提示した。吉田ルートでは今夏、夜通し登る「弾丸登山」や、登山道で仮眠を取る人が相次ぎ、対応が求められていた。

 県は19日、地元自治体などとの意見交換会を富士吉田市で開催。山小屋関係者からは「規制人数は山小屋の収容人数の2千人とするべきだ」「規制するなら、5合目以下で実施してほしい」といった意見が出た。県は具体的対策の検討を急ぐ。

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