障害者施設職員が暴行か 利用者骨折、大阪府警捜査

大阪府警本部

 知的障害者らが利用する大阪府高槻市の障害者施設「三島の郷」で、職員1人が利用者複数人に暴行していたことが19日、市や施設などへの取材で分かった。うち1人は骨折の重傷を負っており、高槻署が傷害容疑で捜査している。施設内のカメラ映像を調べる他、関係者から話を聴くなどしている。

 施設などによると9月下旬、利用者が職員に暴行を加えられ、骨折したことが判明。施設が調査したところ、同じ職員が過去に他の利用者複数人に暴行を加え、不適切な言動をしていたことが分かった。施設は今月5日に市に報告し、市も経緯を調べている。

 尾山浩志施設長は取材に「利用者や家族に申し訳ない。原因の究明に当たりたい」と話した。

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