インテルCEO 今後の契約更新や方針について言及「ラウタロとは長く一緒に働きたい」

写真:今シーズン、絶好調のラウタロ。インテルは契約更新を急ぐ。

今シーズン、リーグ戦8試合で10ゴールを記録し、セリエAの得点ランキングトップを走るラウタロ・マルティネス。現行契約は2026年6月に満了する予定で、インテルはその更新を目指しているという。

そんな中、インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)が選手の契約更新や移籍戦略について、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙に語った。

「ラウタロはミラン・シュクリニアルの時と状況は違う。彼(ラウタロ)が延長したいという気持ちを表明し、それが私たちの意志と一致するなら、私たちが正しい道を進んでいることを意味し、長く一緒に働き続けることができる」

「忠実なサッカー選手がいるということは付加価値だ。帰属意識がなければ、選手はダービーでプレーすることやダービーに勝つことが何を意味するのかさえ理解できない。クラブにとって最善なことは、チームとの結びつきを保つことができる選手がいることだ。現状、彼(ラウタロ)のような選手は他にいない」

今夏、契約満了に伴ってインテルを退団しパリ・サンジェルマンに加入したシュクリニアルに対しては厳しい言葉を放った。

「とても失望した。選手が契約延長をしなかったとしても、クラブのディレクターや会長に反したということではないが、彼はクラブの歴史と価値に反した。彼はインテルを不当に扱ったのだ。契約更新することもできたかもしれない。私たちは彼とインテルを守るための契約解除条項など、多くの解決策を提案したが、いつもノーと答えた」

続いて、今年の夏の移籍市場でストライカー獲得のための予算をDFバンジャマン・パヴァールに費やした理由と、今後の経営方針を説明した。

「現在と未来にとって重要な選手を獲得するためだ。役割に関係なく、パヴァールには大きな資産価値がある。かつて選手たちはインテルの加入に消極的だった。しかし、今は多くの選手に断りを言わなければならないほど、たくさんの選手が加入したいと思ってくれている。マルキュス・テュラム、ヤン・ゾマー、パヴァールがインテルを選んでくれた。それはインテルが信頼できると考えられていることを意味すると思う」

「インテルは持続可能なモデルだ。だから大物選手は毎年売却しなければならないし、ファンはそれを理解しなければならない。我々のサポーターは選手のことを心配する以上に、クラブの永遠の命、現在、そして未来を心配しているに違いない」

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