「伝説のプレミア2位」2008-09のリヴァプール、ファンなら覚えてるカルトヒーロー5名

現在ではイングランド・プレミアリーグの優勝を常に争う存在となっているリヴァプール。しかしユルゲン・クロップ監督就任までは長くリーグタイトルから遠ざかっていた。

今回はその中で最も優勝に近づいた2008-09シーズンの「2位」になったチームから、ファンなら記憶しているカルトヒーロー5名をピックアップした。

ヨッシ・ベナユン

リヴァプール所属年度:2007~2010

2008-09シーズンの公式戦成績:42試合9ゴール

国籍:イスラエル

現在:ベイタル・エルサレム スポーツディレクター

2007年にウェストハム・ユナイテッドから500万ポンドの移籍金で獲得されたイスラエル代表のアタッカー。攻撃的なポジションならどこでもこなせるユーティリティ性、そして高い技術的センスと運動量を持った名選手である。

リヴァプールに加入した初年度からレギュラーとしてプレーし、公式戦47試合に出場。2年目となったこのシーズンもラファ・ベニテス監督に高い信頼を受けて重用された。3シーズンで134試合に出場し、2010年夏にチェルシーへと去っていった。

2019年に現役を引退した後、所属していたベイタル・エルサレムのスポーツディレクターに就任している。

アルバロ・アルベロア

リヴァプール所属年度:2007~2009

2008-09シーズンの公式戦成績:41試合0ゴール

国籍:スペイン

現在:レアル・マドリー フベニールA監督

レアル・マドリーで育った後、2006年に移籍したデポルティーボ・ラ・コルーニャで成長を見せてリヴァプールにやってきたスペイン人サイドバック。ラファ・ベニテス監督の誘いを受けて2007年1月に加入し、プレミアリーグにデビューした。

初年度(半年間であるが)は公式戦14試合に留まったが、2年目からはシーズン40試合以上に起用されるなど主力に。2007-08前には背番号を2→17と大きい方に変えるという珍しい動きもあった。これはアルベロア自身の好みであったという。

2017年にウェストハム・ユナイテッドで現役を引退し、現在はレアル・マドリーのフベニールAで監督を務めている。

アルベルト・リエラ

リヴァプール所属年度:2008~2010

2008-09シーズンの公式戦成績:40試合5ゴール

国籍:スペイン

現在:ボルドー監督

2008年9月1日の締切日に800万ポンドの移籍金で加入したアルベルト・リエラ。マジョルカやボルドー、エスパニョールと強豪で活躍した経験はなかったが、マンチェスター・シティで少しだけプレーした経験もあったためプレミアリーグでもすぐに活躍した。

ラファ・ベニテス監督から信頼を受けて公式戦40試合に出場し、安定したゲームメイクやチャンスメイクを披露した。ただ2010年にラファ・ベニテス監督と衝突したことによって2010年に退団することになった。

2016年にスロベニアのコペルに選手兼ディレクターとして加入し、後に現役引退。それからガラタサライでファティ・テリムのアシスタントを務め、それから東欧のクラブで経験を積んだ。今年古巣ボルドーで監督に就任。

ファビオ・アウレリオ

リヴァプール所属年度:2006~2012

2008-09シーズンの公式戦成績:33試合3ゴール

国籍:ブラジル

現在:サッカー代理人

バレンシアでラファ・ベニテス監督とともにプレーしたブラジル出身の左サイドバック。スペインでは2003-04シーズンに大きな怪我を負ってから多くの試合を欠場しており、2006年に契約満了となっていたが、そこで恩師の誘いでイングランドに移籍した。

イングランドでも断続的に怪我に悩まされてはいたものの、攻撃的なプレーでインパクトを残した。6シーズンに渡って所属した後、ケニー・ダルグリッシュ監督の下でチームを離れることになった。

2012年にグレミオへと加入した後は前十字靭帯を断裂してしまい、2014年までわずか5試合しかプレーせずに現役引退。現在はサッカー代理人を務めている。

ロビー・キーン

リヴァプール所属年度:2008~2009

2008-09シーズンの公式戦成績:28試合7ゴール

国籍:アイルランド

現在:マッカビ・テル・アヴィヴ監督

リヴァプールでは時に失敗補強の一つにも数えられるものの、ネームバリューを考えなければ及第点の結果を残したロビー・キーン。元々リヴァプールのファンであったという彼は1900万ポンドで加入し、半年過ぎが経ったころに1200万ポンドでトッテナムに戻った。

6週間もの間ノーゴールが続くような時期もあったが、CLやアーセナル戦など重要なときに得点を決めたこともあり、ピンポイントで活躍も見せている。

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2018年から監督としてのキャリアを始め、インドのATKを率いたあとにアイルランド代表でアシスタントを務めた。そして今年マッカビ・テル・アヴィヴの指揮官に就任している。現在はギリシャに避難している。

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