ユナイテッドで構想外となっているサンチョ。冬の移籍市場で考えられる移籍先とは

写真:テン・ハフ監督との関係悪化により、4節以降ベンチ外となっているサンチョ

テン・ハフ監督との関係悪化により、プレミアリーグ第4節以降ベンチ外という状況が続いているマンチェスター・ユナイテッド所属のジェイドン・サンチョは、冬の移籍市場での放出が濃厚となっており、イギリス『Mirror』電子版は、サンチョの移籍先候補を紹介している。

まずは、4シーズンに渡り活躍した古巣のボルシア・ドルトムントだ。公式戦137試合に出場し、50ゴール64アシストを記録した。サンチョは現在もドルトムントのエディン・テルジッチ監督と連絡を取り合っており、ドルトムントも冬の移籍市場でサンチョを呼び戻すことに興味を示しているという。しかし、古巣復帰にはユナイテッド側がサンチョの週給30万ポンド(約5400万円)の一部を支払うことが条件になりそうだ。

続いては、夏の移籍市場でその資金力を改めて世界に知らしめたサウジ・プロフェッショナルリーグからアル・イテファクもその移籍候補の1つだという。夏にはサンチョに獲得オファーを出したと報じられたが、サウジアラビアの投資ファンドが欧州リーグに出資していることもあり、1月にサンチョ獲得に動く可能性は十分にありそうだ。

サウジアラビア投資ファンドといえば、忘れてはいけないのが同じくサウジアラビアの資金力の恩恵を受けるニューカッスルだ。チャンピオンズリーグの出場権を獲得していることもありサンチョにとっては魅力的な要素の1つだろう。そして、今夏に加入したハーヴィー・バーンズが負傷離脱中ということもあり、ニューカッスル加入は現実的な移籍先になりそうだ。

同じくイングランドのクラブであり、プレミアリーグ8節終了時点で首位に立つトッテナムも、マノル・ソロモン、イバン・ペリシッチの負傷離脱を受けサンチョ獲得に興味を示している。トッテナムは今夏にサンチョとの噂があったが、大金を投じてブレナン・ジョンソンを獲得したこともあり、サンチョ獲得を断念したとされる。

2022年、実に6年ぶりとなる古巣復帰を果たしたポール・ポグバがドーピング違反により長期の活動禁止処分が濃厚となっている状況を受け、ユベントスはポグバに対し大幅な減給を行った。その浮いた年棒をサンチョ獲得に回す可能性があるという。ユベントスはウイングポジションでのオプションがやや不足しているというが、ここでもサンチョの高額な給料をどう工面するかが鍵になるという。

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