契約満了選手の補強を続けるバルセロナ、来夏チェルシーから左サイドバックを獲得か

写真:チェルシーで途中出場が続くマートセン

バルセロナはここ数シーズン、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロやデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、コートジボワール代表MFフランク・ケシエ、そしてドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンと、フリートランスファーで多くの選手を獲得してきた。そして来夏、そのリストに新たな選手が加わるかもしれない。

イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、バルセロナは現在、チェルシーに所属するU-21オランダ代表DFイアン・マートセンに関心を示しているという。

マートセンはフェイエノールトやPSVの下部組織に所属した後チェルシーのアカデミーに移り、2019年にトップ昇格。しかしトップチームには定着できずにローン移籍を繰り返し、今夏には昨シーズン所属したバーンリーに3000万ポンド(約54億3740万円)での買い取り義務を伴うローンで移籍することがクラブ間で合意されていた。

しかしマートセン自身がこの移籍を拒否し、チェルシー残留が決定。今シーズンはここまでリーグ戦で6試合に出場しているものの、いずれも途中出場で、総プレー時間はわずか84分間となっている。

現行の契約は2024年6月30日で満了を迎えるが、チェルシーは彼との契約延長、あるいは移籍金が発生する1月のマーケットでの売却のどちらかを視野に入れているという。

仮にその両方が実現しなかった場合は2024年6月30日でフリートランスファーとなるが、バルセロナはそのタイミングを狙っての獲得を目指しているという。

バルセロナは昨年9月、チェルシーとの契約を解除した直後のスペイン代表DFマルコス・アロンソを獲得している。彼もまた左サイドバックの選手だが、現状そのポジションではスペイン代表DFアレハンドロ・バルデがファーストチョイスとなっている。2024年6月30日までとなっているマルコス・アロンソとの現行契約が更新される可能性は低く、後釜としてマートセンをリストアップしていると見られる。昨夏に引き続き、バルセロナはチェルシーから左サイドバックの選手をフリートランスファーで獲得することになるのだろうか。

【訂正】一部記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします(10月16日)

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