先生に「いつもありがとう」 児童たち、照れながら思い伝える 清滝小で感謝の催し

教職員にお菓子を渡しながら感謝を述べる児童ら

 【日光】本年度で閉校する清滝小でこのほど、子どもたちが先生へ感謝の気持ちを伝える催しが初めて開かれ、全校児童14人が照れくさそうにしながら教職員11人にお礼の言葉を述べた。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が定める5日の「世界教師デー」にちなんで実施した。教職員への感謝や、児童たちにも感謝の気持ちを伝えられる人に育ってほしい、との思いで保護者が企画した。

 昼休みを利用し、保護者も同席して開いた。児童たちはお菓子を手渡し、「勉強をいつも教えてくださり、ありがとうございます」などと、少し照れながら思いを伝えた。その後、全員で「いつもありがとうございます。閉校になる最後までよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。

 若月一彦(わかつきかずひこ)校長は「今日はありがとうございました。閉校に向けて残り半年、みんなで心一つにして良い閉校になるよう、一日一日を大切に過ごしましょう」と呼びかけた。

 2年の鈴木琉聖(すずきりゅうせい)君(7)は「今日は先生に感謝を言えてよかった」と笑顔で話した。

教職員にお菓子を渡しながら感謝を述べる児童ら

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