原画やアート一堂に 20日、高岡・御旅屋セリオでnifuni展開幕

会場の準備を進めるnifuniさん(右)=高岡市の御旅屋セリオ

 シリーズ累計300万部の人気漫画「左ききのエレン」の作画を手掛けた高岡市在住の漫画家nifuni(にふに)さんの世界を紹介する「nifuni展」(富山新聞社などでつくる元気たかおか応援プロジェクト実行委員会主催)は20日、高岡市の御旅屋セリオで開幕する。富山新聞の創刊100年を記念した「アニメEXPO」の一環。19日はnifuniさんが会場を訪れ、入念に準備を進めた。

 同展はnifuniさん初の個展となり、「左ききのエレン」の原画やアートワークなどを展示する。高岡の地名の由来となった伝説の生き物「鳳凰(ほうおう)」を擬人化したキャラクターや、高岡市戸出栄町のニット製造業「エフアイニット」と連携して製作したショルダーバッグも公開する。

 19日はnifuniさんが「左ききのエレン」の原画配置を確認したほか、ショーケースにラフ画や資料を並べた。nifuniさんは今回の展示について、自身が手掛けた多彩な作品を見てもらうことから自己紹介の側面があるとし、「自分の絵が並んでいる空間に、人が入ってくると思うとうれしくなる。気軽にのぞきに来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 展示は11月26日までで、午前10時~午後6時、入場無料、水曜休業。会期中、サイン会のほか、nifuniさんによる「ライブペインティング」が市内3カ所で繰り広げられる。

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