国民文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)の事業の一つで、俳優仲代達矢さん(90)が主宰する劇団「無名塾」と市民による合同公演「等伯―反骨の画聖―」(北國新聞社後援)は20日、七尾市の能登演劇堂で始まる。生涯の多くを謎に包まれた等伯を描く物語で、19日に行われた最後の通し稽古では演出を担う仲代さんが所作や立ち位置を入念に指導した。
今回の舞台で演出に専念する仲代さんは、出演者に「初日の舞台に向けて頑張ってほしい」とげきを飛ばし、「演劇のまち」の盛り上がりに期待を込めた。
公演には無名塾の11人と市民10人が出演する。台本は輪島市門前町出身の脚本家岡山矢さんが手掛けた。