西武福井店で恐竜イベント&東京駅人気スイーツ出前販売 ミニ新幹線運行も

飲むときに恐竜の顔のようになる「恐竜のクチビル」と題したカップで飲み物を提供するカフェ=10月19日、福井県福井市の西武福井店
北陸新幹線で東京駅の商業施設から当日運ばれた人気商品が並ぶ出前販売会=10月19日、福井県福井市の西武福井店

 恐竜をテーマにしたグッズ販売やイベントを楽しめる「ダイノデパート」が10月19日、福井県福井市の西武福井店で始まった。おもちゃやぬいぐるみなど恐竜グッズや、恐竜の足や卵、地層をイメージした限定グルメのほか、今年は新幹線グッズコーナーもあり親子連れらが訪れた。11月13日まで。

 まちなかのにぎわいにつなげようと県が主催。6階催事場の「ダイノフェア」(第1期19~24日、第2期11月8~13日)ではおもちゃやTシャツが並び、県内のパン屋が焼き上げた恐竜の足や卵を模したパンも販売。2階公開広場には透明な壁に囲まれた迷路が登場、親子らが楽しんでいた。

 県産ショウガや薄揚げなど五つの食材を地層に見たてた「5地層(ごちそう)ハンバーガー」を食べに訪れた敦賀市の男性(26)は「中に入っているそばかりんとうのザクザクした食感が楽しい」と味わっていた。

⇒福井県内10月21、22日のイベント情報

 21、22日は屋上広場に恐竜のトンネルを設置し、子どもが乗れるミニ新幹線を走らせる。11月13日までの土日祝日は、化石発掘体験などができる「わくわく恐竜縁日」も正面入り口で開催する。

エキュート、グランスタ東京から当日直送

 来年3月の北陸新幹線県内開業を控え、福井市の西武福井店で10月19日、東京駅構内の商業施設「エキュート」「グランスタ東京」から新幹線で当日運ぶ人気スイーツなどの出前販売会が始まった。24日まで。

 県と、両施設を運営するJR東日本クロスステーションが「新幹線で首都圏が近くなることを実感してほしい」と企画。両施設の20店舗40種類のスイーツやサンドイッチなどが並んだ。

 このうち24種類は新幹線など列車による物流サービス「はこビュン」を利用し、午前7時20分東京発の北陸新幹線「かがやき」で金沢に着いた後、福井へトラック輸送した。午後0時半の販売開始時には約30人の列ができ、東京駅限定の商品などを品定めした。

 両施設の出前販売会は2021年から主にJR東日本管内の駅で開かれている。福井では9回目で6日間は過去最長の開催期間。県は新幹線開業後の来年3月下旬にも規模を拡大し開催する予定。

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