きょう20日(金)は前線や低気圧が通過する影響で全国的に曇りや雨となりそうだ。日本海側を中心に激しい雨や雷雨になるおそれがあり、風も強まるため、注意が必要となる。また、この雨の後は北風が吹いて、冷たい空気が流れこんでくる見込み。一気に寒くなる所があるため、服装選びや体調管理に注意が必要だ。
広く天気崩れる
午前5時現在、まとまった雨雲は北海道から日本海に見られ、その一部が東北北部や西日本の日本海側にもかかり始めている。きょうは前線や低気圧が日本列島を通過するため、全国的に不安定な天気となりそうだ。
日本海側の地域ほど早めに天気が崩れ、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。風も強まって、横殴りの雨になる時間もあるため、大きめのしっかりとした傘があった方が良さそうだ。また、落雷や突風、ひょうなどにも注意が必要となる。
太平洋側の地域は午後から夜にかけて雨雲の通過する所が多く、西日本や北日本を中心に雨が降りやすい見込み。ただ、関東は比較的、天気の崩れが小さく、雨は降らない所が多いかもしれない。
東京は過去最多の夏日日数に到達か
前線が通過するまでは南よりの風が吹くため、気温は高めとなりそうだ。予想最高気温は関東から西の太平洋側では25℃以上の夏日となる所が多い見通し。東京で夏日になれば、今年の夏日日数が140日となり、過去最多記録に並ぶことになる。きょうも10月後半とは思えない気温となりそうだ。
前線通過後は気温ダウン
ただ、前線が通過すると北風に変わり、冷たい空気が流れ込んでくる。雨の後は空気が入れ替わり、気温が急降下する所がありそうだ。日中暖かい所でも、夜は肌寒くなるため、羽織り物や重ね着できる物を準備しておきたい。
(気象予報士・多胡安那)