米大統領14人が署名した書簡 なんと2600万円で販売中!フーヴァー氏からトランプ氏まで ケネディ氏は悲劇

14人の米大統領が署名した書簡が17万5000ドル(約2600万円)で売りに出されている。第31代大統領ハーバート・フーヴァーから第45代大統領ドナルド・トランプまで、これほど多くの歴代大統領が署名した書簡は、他には存在しないという。

1932年10月にテキサス州のリチャード・C・コービンさんが、第32代大統領フランクリン・D・ルーズベルトにアリゾナ州での選挙運動について手紙を書いたのが始まりとなっており、その後大統領となったルーズベルト氏は下に署名した返事をコービンさんに送ってきたという。

当時18歳だったコービンさんは、多くの大統領に同手紙に署名してもらうことによりお金儲けができると気づき、1962年には第34代大統領ドワイト・D・アイゼンハワー、そして翌年には第33代大統領ハリー・S・トルーマン、第36代大統領リンドン・B・ジョンソン、第31代大統領ハーバート・フーヴァーといった元大統領の署名を得たという。しかし、第35代大統領ジョン・F・ケネディはコービンさんが署名を獲得する前である1963年に暗殺されてしまう。

そして12年後の1975年には第38代大統領ジェラルド・フォード、1976年には第39代大統領ジミー・カーター、1978年には第37代大統領リチャード・ニクソン、1980年に第40代大統領ロナルド・レーガン、1988年には第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ、1993年に第42代大統領ビル・クリントン、2002年に第43代大統領ジョージ・W・ブッシュの署名を得た。

第44代大統領バラク・オバマは7年間その手紙を避けてきたものの、2015年11月に遂に署名、2020年のトランプ氏の署名が最後のものとなっている。

同書簡は、歴史関連のコレクターズアイテムを扱う「モーメンツ・イン・タイム」で販売中だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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