那須塩原市が「デコ活」推進へ 県内初の取り組みを発表 那須塩原市長会見

 那須塩原市の渡辺美知太郎市長は、10月19日に開かれた定例記者会見で、脱炭素社会に向けた2つの取り組みを行うと発表しました。

 那須塩原市の渡辺美知太郎市長は、環境省が推進する脱炭素に繋がる国民運動通称「デコ活」の一環として、市内の大山公民館の敷地内に荷物の受け取りや発送に利用できる宅配ロッカーを設置したと発表しました。宅配ロッカーが設置された大山公民館の周辺は近年住民が増加している一方、宅配便の再配達が多いことも問題となっているということで、宅配便の再配達を減らすことでトラックによるCO2排出の削減をはかるねらいがあります。公共施設に宅配ロッカーを設置するのは県内で初めてです。

 また、脱炭素に繋がる行動でこれまで紙媒体で実施していた「エンジョイecoなすしおばら」をアプリ化しリリースすることもあわせて発表しました。このアプリはエコバッグやマイボトルの使用などエコな行動を記録するとポイントが貯まり、クオカードなどの特典と交換できるということです。

 その他、新型コロナウイルスの影響で様々な体験活動の機会が不足していることを受けて、文部科学省が公表している「子供の体験活動推進宣言」に賛同し、自然体験のためのイベントなどを開催することも明らかになりました。宣言に自治体として賛同するのも県内で初めてです。

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