真岡工業高校生が小学生に出前授業 「子どもたちに木工の楽しさを伝える」

 子どもたちに木工の楽しさや、ものづくりの喜びを知ってもらおうと、真岡工業高校の生徒が19日に真岡市内の小学校で出前授業を行いました。

 この日、真岡工業高校の生徒が木工品の製作体験の出前授業を行ったのは、真岡市の久下田小学校です。

 真岡工業高校の建設科では、小中学生にものづくりの楽しさや、のこぎりや金づちを使った木工品製作に親しんでもらおうと、出前授業を行っています。小学校での出前授業は、この日の久下田小学校が初めて。建設科の生徒で建設研究部の3年生の部員4人が講師となり、くぎを使わずに木工品を組み立てる「組子風ペン立て」を4年生約60人と一緒に作りました。

 この日使ったペン立ての部品約2000個のパーツは、指導者の黒埼利之建設科長と部員が放課後などを利用して全て手作りで用意しました。

 児童たちはクラスごとに2回に分かれ、高校生の指導でのこぎりを使ったり金づちを使ったりして、部品を組み合わせてペン立てを組み立てていきました。

 のこぎりを初めて使った児童もいて、ぎこちない手つきながら高校生の丁寧な説明と補助で全員が時間内にペン立てを完成させ大喜びでした。

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