庄内柿でこんな一皿いかが 奥田シェフ、関東の料理講師に紹介

庄内柿を使ったレシピを紹介する奥田政行さん(左から2人目)=鶴岡市、アル・ケッチァーノ

 庄内の食をアピールしようと、関東などの料理教室の講師を対象としたオンライン料理レクチャーが19日、鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」で開かれ、同レストランオーナーシェフの奥田政行さん(53)が旬の庄内柿を使ったレシピを紹介した。

 首都圏の消費者向けプロモーションとして、庄内5市町と県庄内総合支庁でつくる「食の都庄内」ブランド戦略会議が初めて開催した。料理教室で庄内の食材を取り上げてもらうことで庄内の認知度を高め、地元産食材の消費を拡大する狙い。東京、神奈川と埼玉両県で料理教室を開いている4人が参加した。

 メニューは▽柿とクリームチーズ▽そば柿ジェラート▽豚の干し柿入りのみりんスパイシー煮込み▽柿とフェンネルサラダ▽柿の天ぷら―の5品。奥田さんは「柿は食感と甘みが特長。あまり手を加えなくても大丈夫」とアドバイスしていた。

 庄内柿生産者の宮崎広和さん(68)=同市東岩本=が栽培の苦労やこだわりも紹介。都内で料理教室を主宰する伊藤くみさん(55)=山形市出身=は「庄内の食の魅力を改めて感じた。歴史やストーリーも生徒に伝えたい」と話した。11月中に今回の参加者を含め、7人の料理教室の講師が庄内柿を使った料理を生徒に紹介する予定。

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