枠を超えていく新聞広告賞。 矢澤さん・村川さんがデザイン最優秀 キャッチコピーは土谷さん

矢澤さんと村川さんが制作した広告(実行委提供)

 新聞広告の可能性を追求する「枠を超えていく新聞広告賞。」(実行委主催)の審査結果が20日の「新聞広告の日」に合わせ、同賞ホームページで発表。デザイン部門は矢澤拓隼さん・村川マルチノ佑子さん(長崎県)、キャッチコピー部門は土谷真伊人さん(大阪府)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。
 矢澤さんと村川さんは長崎市管工業協同組合の全面広告を制作した。タイトルは「雨の水が、わたしの水になるまで。」。青いペンで無造作に塗りつぶしたように見えるが、離れて見ると「水」の漢字が浮かび上がる。雨が川に流れ込み、長い距離と時間を経て生活に使われることを表現した。2人は「制作を通じて、いろんな枠を超える機会と賞をいただけてうれしい」とコメントした。
 土谷さんは建設業の魅力を「走馬灯 背景担当」というキャッチコピーでユニークに表現。昨年のコピー部門の審査員特別優秀賞に続き2年連続受賞となった。
 長崎県内広告代理店でつくる実行委が全国公募。両部門合わせて、初開催だった昨年の約2倍、5139点が寄せられた。

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